妊娠週数で異なる手術の方法と注意点とは
妊娠週数による中絶手術の内容

望まないのに子どもができてしまった、またやむを得ない事情で産むことができない・・そんな場合には中絶手術をおこなわなければいけません。
しかしひとえに中絶手術とはいっても、中絶は妊娠週数によって不可能な場合があるのです。
また可能であってもおこなう時期により方法が異なるので注意が必要です。
母体保護法で中絶手術ができるのは妊娠22週未満と決められています。つまり22週以降の場合は事情がどうであれ、産まなければいけないということになります。
まだ早い段階でわかった場合には比較的簡単な手術で済ますことができるのですが、12週以降での中絶手術は普通の出産と同じように、陣痛を起こさせて胎児を取り出すことになります。
激しい痛みをともない身体的にも費用の面でも負担が大きくなってくるのです。そのため中絶を希望する場合は早い段階での処置が勧められます。
中絶手術後の生活の注意点

中絶手術後数日間は痛みや出血があり、感染症にかかるリスクもゼロではありません。
そのため、中絶手術後は医者に処方された薬をきちんと飲まなければなりません。抗生物質などの他にも子宮を収縮させる薬なども出されます。
入浴や性行為は出血がおさまるまでは感染症の危険があるので注意が必要です。
後にピルの服用を指示されることもあります。これはピルが子宮の回復に役立つためです。また続けての妊娠は母体的によくないという理由もありますから、大体3か月分のピルを処方されることが多いようです。
中絶手術後に子どもを産めなくなるということはあまりないようです。
しかしずさんな手術が原因で子宮に傷をつけてしまったりということもなくはありません。
いつか本当に望んで子どもを授かる時までは、きちんと避妊をおこないましょう。