痛みが出たら子宮が傷ついている可能性

中絶手術後の子宮はどうなっている?

腹痛に悩む女性|中絶手術の後に気を付けたい事

女性の子宮は自然治癒力を持っています。

出産や中絶、また他の要因による衝撃で傷ついた場合でも、自然に回復する力を持っており、元に戻ることができます

但し、中絶手術後は、人工的な刺激が与えられた後なので、普通の女性よりも弱ってしまっています。

元の状態に回復するまでには、1カ月程度かかるとされています。

そのため、手術を終えたら最低数日間は自宅で安静にする必要があります。医師によっては手術翌日から学校や職場に復帰しても大丈夫という場合もあるようですが、できれば2~3日はゆっくり休んだ方が無難です。

中絶手術後は痛みが出る人がいます。痛みがひどい場合、子宮内が傷ついている可能性があります。感染症を防止するために、病院で処方された薬は必ず飲むようにしてください。

また外陰部は清潔にし、細菌が入らないよう注意が必要です。手術を終えた時、医師から数日〜1週間後に診察に来るよう言われますが、できる限り受診してください。特に痛みなど気になる症状が続く場合は、診察日を待たずに医師に急いで相談するようにしてください。

中絶手術後の生活で注意すべきこと

術後のアルコールは厳禁|中絶手術の後に気を付けたいこと

食事に関しては当日から通常どおりでかまいませんが、刺激物は体調の様子も見ながら3日程度は控えるようにしましょう。

アルコールやタバコは刺激が強いので控えてください。特にアルコールは出血を促しやすいので注意が必要です。お風呂に関しては3日から1週間程度は控えるようにします。

シャワーはOKです。但し、汗を洗い流す程度にとどめておいてください。また体力回復のために睡眠をしっかりと取ることも大事です。

重い荷物を持ったり、激しい運動をしたり、長距離の旅行などはできるだけ避けましょう。ストレッチなどの軽い運動はかまいませんが、30分を超えないようにしましょう。

中絶手術後は平均し1週間から10日ほど出血があります。

出血が完全に止まり、体調に異常がないことを十分確認できるまで、性交渉は控えてください。

特に子宮に痛みや違和感が残っている場合は注意が必要です。必ず医師に相談してください。

手術後、次の生理が来るまでには個人差がありますが、約30日〜50日程度です。再び妊娠してしまわないよう、避妊はしっかりと行うようにしましょう。