中絶手術後に腹痛が起きた場合の原因とその対処方法

腹痛を感じるのは子宮が元気になろうとしている証拠

腹痛に悩む女性|中絶手術の後に気を付けたい事

中絶手術後に腹部の体調が優れず、特に腹痛で悩んでいる場合は心配しなくても問題ないことがしばしばです。

術後の検査で問題点が見受けられなかったので、自宅で安静することが可能であると医師が判断したからです。
また、腹部の体調が良くないのは、中絶手術後の子宮が元通りの状態に戻ろうとしていることが原因であると考えられます。

手術によって傷ついた子宮は、正常であるとは言い難い状態にあります。そのような状態は永久的に続くのではなく、人の自然治癒力によって傷が回復していく傾向にあります。

結果として、腹部の体調が優れない状態は遅かれ早かれ解消すると言えます。中絶手術後は、心身ともに不安定な状態であることが多くあります。

腹部の違和感を覚えることは当然のことであり、子宮が正常な状態に戻ろうとしている事実を認識することが必要です。

中絶手術後の腹痛が続く期間中に効果的な対処方法がある

腹痛をともなう体調不良を中絶手術後に感じたのであれば、適切な対処方法を実践することが求められます。

ひとつは、お腹を冷やさないようにすることです。手術で傷ついた子宮は、神経が敏感になりやすい状態にあります。

腕や足を怪我した場合を考えると、冷えが腹部の痛みを増長させていることを理解できます。
外傷が生じている部分に冷気など体を冷やす原因となるものが触れると、神経が過敏に反応します。筋肉や神経が冷やされることによって、激しく収縮してしまうからです。

結果として、傷口にも収縮の影響が及び痛みが発生してしまうようになるというわけです。そのため、術後に体調が優れないと感じている間は、可能な限りお腹を冷やさないようにすることを心がけることが肝心です。さらに、お腹を温めるように努めることも重要です。