中絶手術後の下腹部、腰、心の痛み

中絶手術後の身体の痛み

腹痛に悩む女性|中絶手術の後に気を付けたい事

中絶手術後に、下腹部や腰に痛みを訴える方は大変多いものです。

そのため、手術が失敗したのではと不安になることもあるようですが、痛さがあるからといって失敗したとは限らないのです。

中絶手術後は、子宮内に残った組織をゆっくりと排出していきます。

そして子宮が元の大きさに戻ろうと収縮するわけですから、下腹部や腰に痛みを感じるのです。また、手術後には子宮の戻りを良くしたり、出血を止めるために子宮収縮剤が処方されます。

ですから、子宮の収縮がより急激になり、さらに痛さを感じることとなるのです。

子宮収縮の痛みは激痛ではなく、うずくような疼痛となり、人によっては眠れないほどの痛さになることもあります。ゆっくり休息できないなど症状がひどい場合は、手術を受けた病院を受診すれば薬を処方してもらえます。

中絶手術後の心の痛み

術後の鬱|中絶手術の後に気を付けたいこと

妊娠、中絶には必ず相手がいるものです。どのような妊娠であっても、中絶のつらさを共有する相手がいるはずです。

中絶は女性にとって、心身ともに大きなダメージとなるものです。

そのような時に、ともに苦しみを乗り越えられるパートナーがいるのかどうかというのは、最大の問題となります。

もしパートナーがいなくなってしまった、別れてしまった、などといった場合は女性に非常に重い負担がのしかかってしまいます。身近な家族や友達など、心を許せる人に話すことができればよいのですが、難しい場合は心理カウンセラーなどの力を借りてみるのもよいでしょう。

もし身近な人やパートナーが中絶を経験したら、温かい心で見守って、理解するようにします。自ら望んで人工妊娠中絶を希望する女性はいません。つらく、痛い思いをしているのは女性だということを忘れないようにしましょう。