術後の注意と吐き気について

中絶手術中に注意すべきこと

術後の吐き気|中絶手術の後に気を付けたい事

手術や薬などを用いて医学的手段で妊娠を終わらせるものに人工妊娠中絶があります。

中絶には手術で子宮内容物を取り除く方法と、薬を服用して妊娠を終わらせる2つの方法があり、使用する方法は妊娠期間によっても異なってきますが、多くは子宮内除去が用いられておりその使用率は95%以上となっています。

手術は初期段階においては局所麻酔が使用され後期段階においては全身麻酔が使用されます。手術中においては妊娠段階によってリスクがあり、注意が必要となります。

まず、妊娠初期段階では、麻酔によるアレルギーや子宮内への妊娠組織の遺残、また、子宮内感染や子宮の穴が開くなどのリスクがあり、
中期段階で受ける場合には子宮頚管裂傷や陣痛が強すぎた場合に起こる可能性がある子宮破裂、そして、多量出血や子宮内感染などがあります。

中絶手術を受ける場合にはリスクに関しても理解をしておく必要があります。

中絶手術後に注意すべきこと

腹痛に悩む女性|中絶手術の後に気を付けたい事

中絶手術後は、血圧や呼吸状態、また、意識状態などに対して監察が行われますが、注意をしなければならないのは大きくは2つあり、まず、1つ目は吐き気などの症状が現れる合併症です。

中絶手術後は合併症を起こすリスクが高く、特に若い女性の場合にはその傾向が高くなります。

手術による場合には感染症のリスクも高く、薬による場合にはその副作用があり、最も多くみられる症状としては、痙攣性の骨盤痛、膣出血、吐き気、嘔吐や下痢などをあげることができます。

また、心的外傷後ストレスからくる中絶後遺症候群にかかる場合もあります。中絶後遺症候群に陥ってしまうと、心身症や精神病的な行動面での病気につながることもあり注意が必要となります。

中絶後遺症候群には物事に対しての過剰反応や中絶や中絶した子供のことに対しての侵害行為、またトラウマから来る様々な症状の抑圧があり、そのほとんどが日常生活に影響があるために、ここでのセルフケアはとても重要なことになります。